「愛と、こだわりと、ハンサムを」。深夜ドラマとして異例のヒットを記録した『おいハンサム!!』が、待望のスクリーンへ。吉田鋼太郎主演の「映画 おいハンサム!!」は、東京の一軒家で暮らす伊藤家を舞台に、頑固だが愛に溢れる父・源太郎(吉田鋼太郎)と、男運のない三姉妹が、日々の些細な出来事を通じて「幸せとは何か」を問い直していく、究極のホームコメディです。山口雅俊監督が描く、シュールで温かい世界観を徹底解説します。

あらすじ

東京の一軒家で、妻・千鶴(MEGUMI)と暮らす伊藤源太郎(吉田鋼太郎)。彼には、それぞれ独立して暮らす三人の娘がいます。

長女・由香(木南晴夏)は仕事は順調ながら不倫体質。次女・里香(佐久間由衣)は夫の不倫により離婚危機。三女・美香(武田玲奈)は漫画家を目指す彼氏に振り回される日々。源太郎は、娘たちの幸せを願うあまり、夜な夜な彼女たちの恋人を「鑑定」し、時には説教を垂れます。劇場版では、三姉妹にそれぞれ新たな転機が訪れると共に、源太郎自身の過去や、伊藤家を揺るがす(?)重大な事件が勃発。果たして、伊藤家の面々は「ハンサム」な人生を掴み取ることができるのか。

登場人物

伊藤源太郎(吉田鋼太郎)

本作の主人公。伊藤家の主。非常に頑固でこだわりが強いが、娘たちへの愛は人一倍。吉田鋼太郎が、コミカルな立ち振る舞いと、時折見せる父親としての深い愛情を見事に演じています。

伊藤由香(木南晴夏)

長女。広告代理店勤務。木南晴夏のテンポの良い芝居と、食べ物を美味しそうに食べる姿が印象的です。

伊藤里香(佐久間由衣)

次女。出版社勤務。佐久間由衣が、冷静沈着ながらも心に熱いものを秘めた里香を繊細に演じています。

伊藤美香(武田玲奈)

三女。食品会社勤務。武田玲奈の弾けるような明るさと、末っ子らしい自由奔放さが魅力です。

伊藤千鶴(MEGUMI)

源太郎の妻。自由すぎる夫と娘たちを温かく(時に厳しく)見守る。MEGUMIの落ち着いた芝居が物語の安定感を生んでいます。

見どころ。日常を「哲学」に変える山口雅俊マジック

本作の見どころは、派手なアクションや事件ではなく、日常の「あるある」を極上のエンターテインメントに昇華させた演出です。

食べ物を通じた人間模様

本作において「食」は非常に重要な要素です。タンメン、目玉焼き、オムライス。何気ない料理を巡る源太郎のこだわりや、家族で食卓を囲むシーンには、人生の大切なヒントが隠されています。

源太郎の「説教」と名言

「迷ったら、ハンサムな方を選べ」。源太郎が放つ数々の言葉は、シュールでありながらも、迷える現代人の心に不思議と響きます。ドラマ版からのファンはもちろん、映画から初めて観る人も、その独特のユーモアの虜になるはずです。

ネタバレ注意。幸せの形は、家族の数だけある

物語の終盤、三姉妹はそれぞれ自分の人生における「ハンサムな決断」を下します。由香は過去の恋を清算し、里香は新しい一歩を踏み出し、美香は自分の夢を再確認します。

源太郎は、娘たちが自分たちの足で歩き出す姿を見守りながら、自らもまた「父としての役割」を全うします。大きな事件は解決しませんが、伊藤家の日常はこれからも続いていく。そんな、何気ない幸せの尊さを感じさせて物語は幕を閉じます。ラストシーン、家族全員で囲む食卓の風景は、観る者の心を温かい幸福感で満たしてくれます。

まとめ

「映画 おいハンサム!!」は、笑って、泣いて、お腹が空く。そんな、贅沢な時間を過ごさせてくれる作品です。吉田鋼太郎ら実力派キャストによる絶妙なアンサンブルと、山口雅俊監督の唯一無二のセンス。あなたがもし「最近、いいことないな」と感じているなら、ぜひこの映画を観てください。きっと、明日からの日常が、少しだけ「ハンサム」に輝き出すはずです。

項目 詳細内容
作品名 映画 おいハンサム!!
主演 吉田鋼太郎
出演 木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈、MEGUMI、浜野謙太、太田莉菜、野波麻帆、藤田朋子、ふせえり ほか
監督・脚本・エグゼクティブプロデューサー 山口雅俊
原作 伊藤理佐『おいピータン!!』『おいおいピータン!!』(講談社「Kiss」連載)ほか
製作年 2024年
ジャンル コメディ、ファミリー、ドラマ

本ページの情報は2026年5月時点のものです。最新の配信状況はHuluサイトにて ご確認ください。